『ピーター・アッシャーがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』

2018年6月、ブリティッシュ・ロック・ファン必見必聴のセッションがコットンクラブで実現する!元“ピーター&ゴードン”のピーター・アッシャーと、エリック・クラプトンが「彼以上のギタリストはいない」と称賛したアルバート・リ―によるデュオ・ステージだ。ピーターは1944年ロンドン生まれ。故ゴードン・ウォーラーとのコンビ“ピーター&ゴードン”で「愛なき世界(World Without Love)」や「アイ・ゴー・トゥ・ピーセス」等の大ヒットを発表、プロデューサーとしても3度グラミー賞を獲得。1965年に初来日を果たしたピーター&ゴードンのオープニング・アクトを飾ったザ・スパイダースのベーシスト、加藤充さんをはじめ、ピーター・アッシャーの音楽に魅せられた著名人の方々からコメントをいただきました!

加藤 ”カッペちゃん” 充
(元ザ・スパイダース)

1960年代中期、世界を振動させたブリティッシュ・サウンド。そんなイギリスのロックなアーティストとして初めて来日したのがピーターとゴードンだった。1965年4月のことだ。そのピーターとゴードン日本公演で前座を僕がベースを担当していたバンド、ザ・スパイダースが務めた。各地のコンサート・ホール(キャバレーにも出演、確か新橋のフロリダだったかな…)。我々は「フリフリ」や「ブーン・ブーン」等10曲くらい演奏。そしてメイン・アクトがピーターとゴードン。彼らはギタリスト、エディ・キングを同行。ベースとドラムは日本のミュージシャンが担当することになった。ザ・スパイダースのドラムの田辺昭知、そしてベースで僕が再び舞台に立った。殆どリハなしのぶっつけ本番。大ヒット「愛なき世界」ほか「アイ・ゴー・トゥ・ピーセス」「500マイルも離れて」ほか10曲以上。とっても興奮するステージだった。エディ・キングが曲入りのところで、英国人特有のワン↑ トゥー ↓スリー↑ フォー↓ 、とっても面白いというかユニークなカウントの取り方をしたのを憶えている。そのエディとは来日中にビクター築地スタジオでレコーディング。彼がヴォーカル&ギター。昭ちゃんと僕がバックを務めた。ゴードンがミキサーしていた。「If All You Need」というナンバーだった。いろいろな思い出のあるピーターとゴードン。そんなピーター・アッシャーと53年ぶりに再会、楽しみにしている!

※ピーターとゴードンの来日公演でバックを務める加藤 充氏(向かって右側)

Mike Koshitani (越谷 政義)

1964年、僕はアメリカン・ニュー・ヒット・テューンズFC&ロイ・オービソンFCのお手伝いをしていた。朝から晩まで“eight ten on your dial” FENを聴きまくっていた。同局ではUSチャートTOP40にランク・インされるとヘヴィー・ローテーション。5月からピーターとゴードンの「A World Without Love」を日に何度も耳にした。そしてこの「A World ~」はBillboard誌6月27日付HOT100で見事1位に輝いたのだ。7月に入ると“ビートルズの弟分”というキャッチフレーズ、「愛なき世界」というタイトルでわが国でもシングル・リリース。ポップでジェントルなスタイルが幅広いファンに注目され、TBS“POPS BEST10”では9月20日放送分で最高位4位を記録している。そんなデュオ、P&Gのピーター・アッシャーをアルバート・リーが日本に連れてきてくれる。THX,AL.再会を楽しみにしているよ!!ふたりがどんなヴォーカル・ハーモニー&GTRで僕らを“愛の世界”へ誘ってくれるのだろう…、楽しみだ。あの時代へタイ~ム・トラベル。 

※Billboard誌1964年6月27日付HOT100 1位に注目!「JOEL WHITBURN PRESENTS THE Billboard HOT100 Charts The Sixties」from Mike’s Library

鮎川 誠
(シーナ&ロケッツ)

1960年代中期、ビートルズ、ストーンズが世界制覇。ローリング・ロッキング・ロンドンが大きくエクスプロージョン!そんな時代、エヴァリー・ブラザーズのような男性デュオとして本国イギリスばかりでなくアメリカや日本でも大ヒットしたのがピーターとゴードンの「愛なき世界」。僕の大好きなナンバーだった。ピーターのあの“クロブチ眼鏡”には大きな勇気をもらった。僕の最初の眼鏡はそのピーター仕様を強く意識して購入したのだ。それだけにピーターとゴードンには凄い親しみを感じる。最近のジャム・セッションで「愛なき世界」を演ったばかり。ピーター・アッシャーがアルバート・リーとともに来日。ロック・ファンなら絶対にジョインなのだ。

Panta (頭脳警察)

二人の至極のハーモニー、時代を突き抜けたポップ・センス、どれをとってもP&G、ピーターとゴードンは自分の永遠の宝物。その扇情的な二声の歌声に、自分の理性も粉々にされそうだ…。

永井 “ホトケ” 隆 / ブルースマン

1965年4月26日、名古屋・金山体育館でピーターとゴードンのステージを観た。中学3年生だった。サポーティング・アクトはザ・スパイダース。プロフェッショナル・バンドのエレキ・サウンドを初めて体験した。そして、ピーターとゴードンのコンサート。ザ・スパイダースの何人かが彼らをサポートした。既にビートルズやローリング・ストーンズをしっかり聴いていたこともあって、ふたりのライヴはとてもPOPに感じたのを憶えている。大ヒット「愛なき世界」ほかリトル・リチャードの「ルシール」(当時の表記はルシヤ)やフォーク・スタンダード「500マイルも離れて」等を演奏したのだった。70年代に入りピーターはプロデューサーとしても敏腕ぶりを発揮した。そんなピーター・アッシャーがアルバート・リートと来日する、WOW!50数年ぶりに「愛なき世界」を体現できるなんて、夢のようだ!!

藤本 国彦 (『ビートルズ・ストーリー』編集長)

1960年代前半に、ゴードン・ウォーラーとのデュオ時代にポール・マッカートニーに曲を贈られ、同年代後半には、アップルのA&R担当者としてジェイムス・テイラーを育てた人物。そんなビートルズ・ファミリーの最重要人物の一人でもあるピーター・アッシャーが、ジョージ・ハリスンの追悼コンサートにも出演した名ギタリスト、アルバート・リーとともに日本にやって来る。どんなアレンジで「愛なき世界」などが披露されるのか。“ピーター&アルバート”の息の合った演奏が、今から待ち遠しい。

松村 雄策 (音楽評論家)

何もない日曜の午後、コーヒーを飲みながら音楽を聴くのは、僕達のような仕事をしている人間にとっては最大の喜びだ。そのとき必ずかけるのが、ピーター&ゴードンの「アイ・ゴー・トゥ・ピーセス」である。この曲はもう50年以上聴いているはずで、ちっとも古くならない。ビター・スィートで、永遠の名曲である。

PETER ASHER & ALBERT LEE @ COTTON CLUB

ピーター・アッシャー & アルバート・リー

元“ピーター&ゴードン”のピーター・アッシャーとアルバート・リー
ブリティッシュ・ロック・ファン必見必聴のスペシャル・セッション

ブリティッシュ・ロック・ファン必見必聴のセッションがコットンクラブで実現する。元“ピーター&ゴードン”のピーター・アッシャーと、エリック・クラプトンが「彼以上のギタリストはいない」と称賛したアルバート・リ―によるデュオ・ステージだ。ピーターは1944年ロンドン生まれ。故ゴードン・ウォーラーとのコンビ“ピーター&ゴードン”で「愛なき世界(World Without Love)」や「アイ・ゴー・トゥ・ピーセス」等の大ヒットを発表、プロデューサーとしても3度グラミー賞を獲得。アルバートは1943年ヘレフォードシャー生まれ。「カントリー・ボーイ」など数々の人気ナンバーを持ち、2度のグラミーに輝いている。当夜はふたりの代表曲をたっぷり含むスペシャル・プログラムになる予定!
  • 公演日時:2018. 6.27.wed - 6.29.fri
  • [1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
    [2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm
  • MEMBER
    Peter Asher (acoustic guitar,b,banjolele,vo), Albert Lee (acoustic guitar,key,vo)
  • [自由席] テーブル席 : お一人様 ¥8,500
    [指定席]
    BOX A (4名席) : お一人様 ¥10,500
    BOX B (2名席) : お一人様 ¥10,000
    BOX S (2名席) : お一人様 ¥10,000
    SEAT C (2名席) : お一人様 ¥9,500