アラスカのシトカ島生まれ。幼少期にエタ・ジョーンズやナット・キング・コール、エラ・フィッツジェラルドなどジャズやソウルの大御所を愛聴し、10代でダイアナ・クラ―ルに傾倒、その後、サラ・マクラクラン等ポップスにも大きな影響を受けたというヘイリー・ロレン。高音部に特徴を持つブルージーかつキュートなヴォーカルとソング・ライティングもこなす才媛で、近年際立った存在感を放ち期待の若手シンガーとして注目を浴びている。15歳でプロとして歌い始め、21歳で全曲オリジナルのデビュー・アルバム『Full Circle』(2006年)を発表。'08年2作目の『THEY OUGHTA WRITE A SONG 邦題：青い影』が「Just Plain Folks Music Awards 2009」で163カ国から発表された42,000タイトルのインディペンデント・アルバムの中から「ベスト・ヴォーカル・ジャズ・アルバム」に選ばれ、日本ではamazon年間ジャズ・チャートで４位にランクされる。以後も、ヴァン・モリソンやボブ・マーリー等のカヴァーを披露した『Heart First』('11年)やライブ盤のリリースなど、ジャズ黄金期の輝きとニュー・ポップスを絶妙に融合した独特のスタイルでジャズ・ヴォーカル界を賑わしている。コットンクラブもお馴染となり、昨年のバレンタイン公演も大盛況だったヘイリーが今夏はどんな一面を見せてくれるのか期待が高まる。