今夏コットン・クラブはジャマイカ、キングストンのクラブに早変わり。
あのサード・ワールドと共に身も心も躍りだす。

今夏のコットンクラブを火照らせてくれること間違いなしのサード・ワールドが《レゲエ・アンバサダー＝レゲエ大使》と呼ばれていることには、ワケがある。''81年のボブ・マーリィ死去後も、かのジミー・クリフ共々、世界をくまなくツアーして回り、発表したアルバムも20枚近くを数えるバンドなど、レゲエ界では彼らを置いて他にないからだ。そして、レゲエ・ルーツと幅広さが物言うコンテンポラリー・センスのミックスの結果として、世界にユニバーサル・ランゲージとしてのレゲエ・ミュージックの魅力を届け続けてきた彼らのキャリアも、今年がちょうどデビュー30周年の節目にもあたる。代表曲は言うまでもなく世界的ヒットとなった「愛の砦」（オージェイズのカヴァー）と「ラヴ・アイランド」（スティーヴィー・ワンダーとのコラボレーション）など。昨''05年の最新作『ブラック・ゴールド＆グリーン』でも円熟のソウルコル・レゲエを聴かせた彼らへの期待は大きい。