ジョニ・ミッチェルからダニエル・パウターまでいろいろな逸材を生んでいるカナダが送りだした新たな“才能”が、シンガー/ピアニストのエリザベス・シェパードだ。その基本にあるのは間違いなくジャズ。複数の大学で音楽を専攻してきている彼女はハービー・ハンコックをはじめいろんなジャズに親しんできた。だが、一方で彼女はダンス・ミュージックをはじめとする同時代ポップスも愛好してきている。...そうした私のナチュラルな表現とは?結果、今の佇まいや機微とリアルなジャズ流儀がマジカルに同化した胸騒ぎ感覚たっぷりの音が浮上した。ときにスキャットを伴う奔放な歌が闊達なピアノとともに溢れ出て、それをアコースティック・ベースとドラムがグルーヴィに受け止める。今回は新しいアルバム『パークデイル』(Pヴァイン)を携えてコットンクラブ2度目の出演。時代は、こんなヒップでウィットに富んだジャズ・ヴォーカル表現を待っていた!
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