1960年代後半のサンフランシスコを舞台に、若者の間に新しいムーヴメントが起こった。ロック・ミュージックを求心力としたこのカウンター・カルチャーは全世界に飛び火することになるのだが、その原動力として最も影響力の大きなバンドのひとつだったのがジェファーソン・エアプレーンだ。このグループの度重なるメンバー・チェンジはサンフランシスコ周辺の様々なバンドのメンバーを巻き込み、そうした変遷の過程で、<エアプレーン>はより未来的な<スターシップ>へと改名。エアプレーンと共に当時を代表していたクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスのデヴィッド・フライバーグは後期エアプレーンへの参加をきっかけに、スターシップでも主要なメンバーとなっている。その他、オリジナル・メンバーのポール・カントナーを中心とした新生スターシップには、引退を表明したグレース・スリックに代わり、ブロードウェイ・ミュージカルでジャニス・ジョプリンを演じたというシンガー、キャシー・リチャードソンが加入している。スリックの印象が濃い"Somebody To Love"をこのリチャードソンがどう聞かせてくれるのか、また"Volunteers"や"Wooden Ships"などでの力強いヴォーカル・ハーモニーにも期待が高まる。
《Set List : 11.28.fri / 1st show》
1. Wooden Ships
2. White Rabbit
3. Follow The Drinking Goard
4. Lather
5. All Fly Away
6. Chimes of Freedom
7. Cowboy On The Run (David Freiberg)
8. Things Are Different (Cathy Richardson)
9. Glad (Chris Smith)
10. Wasn’t That A Time
11. Kisses Sweeter Than Wine
12. Eskimo Blue Day
13. Somebody To Love
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14. Imagine Redemption (Encore)
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