プリンスをこよなく愛するヴァン・ハントは、甘いマスクと鋭い感性で極彩色のグルーヴを紡ぎ出すR&Bシンガー・ソングライター。1977年にオハイオ州デイトンで生まれた彼は、少年時代からドラムスやサックスを学び、ギター、ベース、キーボードなども習得。その後、''90年代後半からソングライター／プロデューサーとして活躍し始め、2004年にキャピトルからサイケデリックでオーガニックなデビュー・アルバム『Van Hunt』を発表した（収録曲の“Dust”は第48回グラミー賞のベスト・アーバン／オルタナティヴ・パフォーマンス部門にノミネート）。''06年には、マイケル・ジャクソンでお馴染みのビル・ボトレルをプロデューサーに迎えた2ndアルバム『On The Jungle Floor』を発表。同時期にはスライ＆ザ・ファミリー・ストーンの名曲を再構築した企画盤でジョン・レジェンドらと共演し、サム・ムーアの復活作にも参加した。ブルー・ノートに移籍した''07年にはデジタル配信のみのEPを発表し、現在は自主レーベルで新作を準備中。アリシア・キーズからも絶賛されたソウルフルでエッジーなセンスは、ステージでも異彩を放つことだろう。
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