楽器を手にファンクをやる、いわゆるセルフ・コンテインド・グループが減少の一途を辿る中、それに逆行するかのようにバンド・アンサンブルによる新しいR&Bを提示したのがミント・コンディションだ。1980年代半ば、ドラマーでリード・ヴォーカルのストークリーを中心に6人のメンバーによってミネアポリス近郊で結成された彼らは、同郷の人気プロデューサー・チーム、ジミー・ジャム&テリー・ルイスが主宰するパースペクティヴから''91年にデビュー。同年R&Bチャート3位を記録した“Breakin'' My Heart(Pretty Brown Eyes)”を筆頭に、美麗なスロウから躍動感のあるファンクまでを高度な演奏技術とストークリーの甘く伸びやかなヴォーカルを武器に奏でてきた。その後メンバーのケリ・ルイスが脱退し、レコーディング活動を一時休止するも、2005年に6年ぶりとなる復帰作『Livin'' The Luxury Brown』(Pヴァイン)を発表。''08年には最新作『E-ライフ』(Pヴァイン)もリリースし、精力的に活動中。ライヴでこそ真価を発揮する彼らの勇姿をこの目で確かめたい。
>> オフィシャルサイト>>MySpace>>インタビュー&ライヴの模様はこちらからDISCOGRAPHY
『E-ライフ』
(P-VINE)