英国人はアメリカの黒人音楽に恋してる!そんなことを強く痛感させたのが、1980年代ポスト・ニューウェイヴ期に登場した華を持つUKロックの担い手たち。そんななかもっともイケてたのがポール・ウェラー率いるザ・スタイル・カウシルと米国黒人音楽博士たるDr.ロバート率いるザ・ブロウ・モンキーズだった。''90年代中期になるとDr.ロバートはソロとして活動、そこで開かれた誠実にして切実なロッキン・ソウル表現は彼の秀でた才をさらにアピールするものだった。そして、再び期は熟した。ザ・ブロウ・モンキーズは昨年ついにオリジナル・メンバー(!)で活動を再開し、ファンの後押しで18年ぶりの新作『Devil’s Tavern』をリリース。この2月から3月にかけては、その新作タイトルを掲げた英国ツアーも行っている。もう一度、立脚点を見直したうえでぽっかりと浮かび上がらせる洒脱の精神やドキドキ感、そしてソウルとロックの理想的な関係……。ここに、あのキラキラしていた魔法の''80年代が成熟とともに目映く蘇る!
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