伝説的存在でありながら現役として第一線で活躍を続ける、名ソウル・シンガー・ソングライター/プロデューサー、ミスター・メロウネスことリオン・ウエア。1940年ミシガン州デトロイト出身のリオンは、''60年代からモータウンのソングライターとして活動し、マイケル・ジャクソンへの楽曲提供で一躍名を上げた。''70年代中期にはクインシー・ジョーンズ『Body Heat』(''74年)などにシンガーとしても参加。そんな中で手掛けていたのがマーヴィン・ゲイの『I Want You』(''76年)。不動の地位を築いた。自身のソロ作も''72年からリリースしており、西海岸の腕利きを従えたアーバンなアルバム群は現在でも人気が高い。その後、マルコス・ヴァーリとの交流からブラジル音楽に傾倒、AOR人脈とも交流を図り、''80年代のエレクトラ在籍時には“Rockin'' You Eternally”、“Why I Came To California”といった名曲を放った。''90年代以降はオマーやマクスウェルらとコラボレイトし、近年もジャザノヴァと共演するなど若手からのラヴ・コールも相次いでいる。2008年には久々のメジャー復帰作『Moon Ride』(ユニバーサル ミュージック)を新生スタックスから発表。数々の名曲を生んだ才能と歌声が今から待ち遠しい。
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『ムーン・ライド』
(ユニバーサル ミュージック)