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CALL:03-3215-1555

2016. 10.8.sat - 10.10.mon
GROOVIN' TIME 2016
GRAND SEIKO PRESENTS
SADAO & BONA

SHOWTIME:open 5:30pm / start 7:00pm

※1日1showとなります。

CHARGE:
■自由席/テーブル席 : ¥15,000
■指定席/ BOX A (4名席) : ¥17,000
BOX B (2名席) : ¥16,500
BOX S (2名席) : ¥16,500
SEAT C (2名席) : ¥16,000
[予約受付開始日] 2016/7/16(土)


渡辺貞夫 & リチャード・ボナ
渡辺貞夫 (sax)
リチャード・ボナ (b)
イサム・マグレガー (p,key)
ルドウィグ・アフォンソ (ds)
ンジャセ・ニャン (per)





世界を舞台に活躍中の渡辺貞夫とリチャード・ボナが
実力派ミュージシャンと共に繰り広げるプレミアムライブ

渡辺貞夫とリチャード・ボナの出逢いは、1999年秋のこと。貞夫さんがニュー・アルバムのパートナーを探していた時期に、当時発売されたばかりのボナのデビュー作『シーンズ・フロム・マイ・ライフ』を聴いたのがきっかけだった。いや、正確には、貞夫さんはアルバムを聴く前にジャケットのボナのポートレイト写真を見て、直感的に「彼と仕事をしたい」と決心したのだった。驚くべき話だが、貞夫さんは類い稀な直感力により、このようなきっかけでミュージシャンと出逢うことがあるのだ。その時も、ジャケットに写った青年ボナの少しはにかんだ柔らかな微笑みを見て、「彼とは通じ合えるに違いない」「これはきっと嬉しい出逢いになる」と確信したのだろう。

とはいえ、当時ボナはデビューしたばかりの新人。しかもそれまで他人のアルバムをプロデュースした経験がなく、プロジェクトはある意味賭けであった。だが、そんな不安はすぐに解消する。貞夫さんはレコーディングに先駆けその年のクリスマス・コンサートにボナを招聘。そこでボナは、故郷アフリカ・カメルーンでは貞夫さんのオリジナル曲しか演奏しないサックス奏者もいるほど、貞夫さんの音楽が常に自分の人生と共にあったことを打ち明けた。一気にふたりは相思相愛の関係に。そして生まれたアルバム『SADAO 2000』は、ジャズ、フュージョン、ブラジル、そしてアフリカという貞夫さんの音楽のエッセンスをふんだんに盛り込みつつ、貞夫さんへの愛があふれるボナの見事なプロデュース・ワークにより、実にフレッシュで心温まる作品に仕上がった。

その後ボナは、ワン&オンリーのベーシスト/ヴォーカリスト/ソングライターとして、自身の活動のほかにもパット・メセニーやデヴィッド・サンボーンのグループに抜擢され、シーンの第一線で活躍することとなる。そんな多忙な中にあっても、2003年にはアルバム『ホイール・オブ・ライフ』で再び貞夫さんをプロデュース。以降も不定期ながらもステージでの共演を続け、その度にふたりの化学反応でしか生まれえない、芳醇な音楽の果実を聴衆に届けてくれた。

貞夫さんとボナを評する言葉に、「世界市民」がある。ビバップからスタートし、ブラジルやアフリカなど世界の音楽を貪欲に自身の音楽に取り込んできた貞夫さん。カメルーンの小さな村から出発し、パリで研鑽をつみ、本場ニューヨークのシーンに躍り出たボナ。国境や人種の壁を飛び越え、地球レベルでの音楽の旅を続けるふたり。私はそこに「風」という言葉を加えたい。ふたりの音楽には、いつも心地よい風が流れているから。そしてその風は、ニューヨークのクラブにも、アマゾンの森にも、アフリカの大地にも、聴き手を連れて行ってくれる。今回ボナは、貞夫さんとは初共演となる実力派ミュージシャンを連れてやってくる。ふたりの築き上げてきた音楽に新たな色彩が加わり、どんなカラフルなステージが繰り広げられるのだろうか。そこにはきっと、新しい風が吹くはずである。

(斉藤嘉久)



disk1

渡辺貞夫
『ライヴ・イン 根室 1977』
(ビクターエンタテインメント)

disk2

渡辺貞夫
『ナチュラリー』
(ビクターエンタテインメント)



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