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CALL:03-3215-1555

2018. 10.6.sat - 10.8.mon
GRAND SEIKO PRESENTS
SADAO WATANABE Vamos Juntos

SHOWTIME:open 5:30pm / start 7:00pm

※1日1showとなります。

CHARGE:
■自由席/テーブル席 : ¥15,000
■指定席/ BOX A (4名席) : ¥17,000
BOX B (2名席) : ¥16,500
BOX S (2名席) : ¥16,500
SEAT C (2名席) : ¥16,000
[予約受付開始日] 2018/7/14(土)


渡辺貞夫
渡辺貞夫 (sax)
ファビオ・トーレス (p)
スワミJr. (g)
コモブチ キイチロウ (b)
セルソ・ヂ・アルメイダ (ds)





世界中で活躍する渡辺貞夫のブラジル往訪50年目を記念し
ブラジルからミュージシャンを迎え繰り広げるプレミアムライブ

今年は渡辺貞夫が初めてブラジルを訪れて50年目という記念すべき年だ。この節目の年にブラジルからミュージシャンを迎えてクラブ・イベントが開催されることはとても意義深い。貞夫さんがブラジル音楽に興味を持ったのは、1965年に渡米した際に出会ったヴァイブ奏者/アレンジャー、ゲイリー・マクファーランドの影響だった。1950年代半ばに生まれたボサノヴァは、1964年の〈ゲッツ&ジルベルト〉の商業的な成功もありアメリカでも流行の音楽となる。常に新しい音楽に積極的なゲイリー・マクファーランドもブラジルの音楽要素を取り込んだアルバム『ソフト・サンバ』を発表、全米で大ヒットしたことから、彼のバンド・メンバーとして全米ツアーに参加することとなる。

当時、貞夫さんは傾倒していたビバップに比べて、ボサノヴァに対しては少しダルで物足りない印象を抱いていたようだが、ゲイリーのツアーでサンフランシスコ滞在中に、やはり演奏ツアー滞在中の〈セルジオ・メンデス65〉のバンド・メンバーらと出会い、お互いの演奏を聴きに行くなどの交流によって、ブラジル独特のリズムやメロディに興味を持ちブラジリアン・ミュージックの虜になった。特にサウダーヂが感じられる歌に魅力を感じ、そのツアーで滞在したホテルの部屋では良くジョビンのレコードを聴きながら過ごしたという。

初めてブラジルを訪れたのは日本に帰国後の1968年、単身でニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演した帰路に立ち寄ったサンパウロだった。ブラジルのミュージシャンらとアルバム『ブラジルの渡辺貞夫』をレコーディングし、滞在中は小野リサさんのお父さんが経営する〈クラブ一番〉で3週間に亘り毎晩30〜40人のミュージシャンらと夜中の3時頃までセッションを繰り広げたという。その滞在中に知り合ったブラジルの人々の朗らかで無垢な人間性、情景などがブラジル音楽の原体験となったようだ。

貞夫さんの音には歌が聞こえる。背景にあるのは現地の人々との交流によって感じられた哀愁や歓喜であり、美しい自然の風景や情景である。その土地で生まれた心の歌を貞夫さんは優れた感性や演奏力によって、聴衆の心に届く自身の歌として昇華させている。今年のコンサートで共演するのは2012〜13年にサンパウロでレコーディングしたアルバム『オウトラ・ヴェス?ふたたび?』でも共演したミュージシャン達、ファビオ・トーレス(p)、スワミJr.(g)、セルソ・ヂ・アルメイダ(ds)やブラジリアン・ミュージックに造詣が深いコモブチ・キイチロウ(b)。半世紀以上に亘りブラジル音楽を愛し、演奏し続けた貞夫さんの美しくも優しいメロディをブラジル独特のグルーヴとジャジーなサウンドで奏でる、ブラジルの郷愁、情景が感じられるコンサートとなるだろう。

なお、2015年にはブラジル政府は渡辺貞夫がブラジル音楽を永年に亘り日本に広めた功績を称え、ブラジルの最高勲章のひとつである〈リオブランコ国家勲章〉を贈っている。

(城野純郎)



disk1

『リバップ』
(ビクターエンタテインメント)

disk2

『プレイズ・バッハ』
(ビクターエンタテインメント)

disk3

『ナチュラリー』
(ビクターエンタテインメント)

disk4

『オウトラ・ヴェス?ふたたび?』
(ビクターエンタテインメント)



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