COTTON CLUB
Live Report
2019年6月29日 1st show & 2nd show
NELSON RANGELL GROUP with MITCHEL FORMAN, CHIELI MINUCCI, EDUARDO "BIJOUX" BARBOSA & JOEL ROSENBLATT

待望の新譜 "By Light" を今年2月初旬にリリースしたネルソン・ランジェル。演奏は固より、アレンジの美しさもファンにとって大きな魅力です。
2016年の公演から2年半のブランクを経た来日公演、前回の公演でも演奏したAnother Starから始まった3日間全ステージを圧巻の演奏を以って盛況のうちに終演しました。
プレミアムフライデーの6/28(金)の公演では新しいウッド・ストーンを使用した演奏で、小雨の舞う梅雨の東京に虹の如く響き渡り、美しい余韻を残しました。
"Sonora"のホイッスルに会場から「凄い、凄い」の響めきと歓声が上がり、目頭を押さえているファンの姿もちらほら。年々若いファンの方も増えているようです。

(会場のセットリストより ※は新譜"By Light"に収録)
●6/27 Thu
Another Star
Tidal Wave ※
Human Nature ※
By Light ※
In All My Wildest Dreams
Lead The Way ※
Sonora
Mr. Clean

●6/28 Fri, 6/29 Sat
Another Star
Stream Line
Human Nature ※
By Light ※
In All My Wildest Dreams
Sonora
Tidal Wave ※
Vonetta

ネルソンは3日間とも1stショウ後にテーブルでサイン会を開催。ファンが長年大切に聴いて来たCDやLPを見ては喜びサインをする姿に、リスナーを敬う人柄が滲み出ていました。
スパイロ・ジャイラやミシェル・カミロとの共演で知られるジョエル・ローゼンブラットは実に多彩なドラマーで、フュージョンは固よりブルースにサンバ、テクニカルに刻む心地良いJAZZSTEPへ昇華させた"By Light" "Lead the way" が圧巻でした。縁の下の力持ちとして、マハヴィシュヌ・オーケストラにも所属していたミシェル・フォアマンが随所にソロを盛り上げ、Special EFXでも知られるキエリ・ミヌッチは旋律や伴奏としてだけでなく、ネルソンの息遣いのように掛け合い素晴らしいプレイでした。(全員親切ですが、キエリは特にご親切なお人柄!)ネルソンが帯同する若き天才ベーシスト、ビジュー・バルボッサは毎回のプレイでスタイルを変えての見事なプレイを聴かせてくれました。
ネルソンが最も叙情的にSaxで歌い上げた Joe Sampleの "In All My Wildest Dreams"では、本場のブルースを存分に披露してくれました。
サックス、フルート、ピッコロ、口笛、どれも素晴らしい演奏でした。

久しぶりのコットンクラブでしたが、ホスピタリティと的確なお勧めは流石コットンクラブ。
次回はどのような演奏を聴かせてくれるのかが早くも待ち遠しい。
2019年の折り返しを飾った名公演でした。

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Yoko
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