故ナット・キング・コールを兄に、ナタリー・コールを姪に持つフレディは10代の頃からプロのミュージシャンとしての活動をスタートし、1952年にデビュー。コンスタントに活動を続け、'90年前後から人気が再燃。スモーキー・ロビンソンやイヴァン・リンスのナンバーを取り上げた2003年『In The Name Of Love』が話題を呼び、'11年にMr.Bことビリー・エクスタインのオハコ・ナンバーを歌ったアルバム『Freddy Cole Sings Mr.B』はクルーナー唱法で人気を獲得した兄・ナットとエクスタインのスタイルを継承したフレディの歌声と完成度が高い評価を受け、グラミー賞にノミネート。ライヴを含め精力的に活動するフレディが今回も5月に発売されたばかりの新譜を掲げコットンクラブに帰ってくる。“まるでシルクのよう”と形容される歌声と小粋なピアノに、穏やかで温かな人柄に心なごむステージは、真夏の夜に清々しい想い出を残してくれることだろう。