2本のギターを一人で同時にプレイするなどギター奏法の常識を覆し、鍵盤楽器で奏でるような音域の広い旋律、柔軟な感性から導かれる卓越した音楽センスでファンの心を掴むスタンリー・ジョーダン。1985年、20代半ばでブルーノート・レーベルから『Magic Touch』でデビューしたシカゴ出身の彼は、6歳からピアノ、11歳でギターを始め13歳の頃に片手でコード、もう片方でメロディを弾くという驚愕の「両手タッピング奏法」を編み出した。NYのストリート・ミュージシャンだった彼の手にかかると、ジャズ・スタンダードからロック、クラシックまでもが強烈なオリジナリティに昇華。その天賦の才能は『State Of Nature』（2009年）のグラミー賞ノミネートなど高い評価につながっている。新作『Friends』（11年）ではチャーリー･ハンターやマイク・スターン等との豪華共演も果たした。今回はNY出身のドラマーでジャコ・パストリアス等とのタッグで名を馳せるケンウッド・デナード、第一線で活躍するジャッキー・マクリーンなど大御所を支えてきたベーシスト、ナット・リーヴスとの個性豊かなトリオで初登場！