Alex Malheiros
Alex Malheiros
『TEMPOS FUTUROS』
(unimusic)
マルコス・ヴァーリ
『シンゼント』
(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
マルコス・ヴァーリ
『センプリ』
(Unimusic)
アジムス
『デモ・トラックス 1973-75 VOL. 1&2』
(Unimusic)
Ivan Conti
『Poison Fruit』
(unimusic)
AZYMUTH
『FENIX』
(Far Out Recordings)
本公演の推薦コメントをいただきました。
<ケペル木村 (ブラジル音楽ライター&打楽器演奏家)>(更新日:2023 6.20)
待ちに待った公演が2003年、2019年に続いて東京で実現する。マルコス・ヴァーリとアジムスの共演だ。今年4月に惜しくもこの世を去ったドラマーのイヴァン・コンチの追悼公演として、新たにヘナート・マッサ・カルモンを迎えての共演ライブが行われる。個人的にヘナートのドラミングはイヴァンのスタイルに近いものを感じていただけに、ヘナートの参加はとても嬉しい。マルコス・ヴァーリとアジムスが50年に渡って築いて来たブラジリアン・グルーヴの伝統は、こうして新たな力を得て継承されていく。ぜひその現場に居合わせたいと思う。
<沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)>(更新日:2023 6.22)
ジャズやファンクとクロスオーバーし、シティー・ポップやブギーにも影響を与えて来たブラジル音楽のレジェンド達が東京で共演!彼らの音源は永遠だけれど、肉体は不滅ではない。だからこそ、彼らの存在を、生の演奏を、肉眼で観て欲しい。この絶好の機会を逃さないで!!クロアチアでランチしたアレックスさん、モンテネグロでお失くしになったパスポートを僕が発見して以来、ブラザーと呼んで貰っているマルコスさんに再会出来るのを楽しみにしています。
<中原 仁 (J-WAVE「サウージ!サウダージ」ディレクター/音楽プロデューサー)>(更新日:2023 6.27)
古い話になるが70年代後半、フュージョン経由でブラジル音楽にのめり込んだ時からアジムスを聴いてきた。オリジナル・メンバーはアレックス・マリェイロスだけになってしまったが、結成当初から深い絆で結ばれたソウル・ブラザー、マルコス・ヴァーリとの共演となれば、アジムスを名乗るに不足はない。しかもアレックスはマルコスの名作『センプリ』(「2019年ブラジル・ディスク大賞」第1位)のほとんどの曲に参加していた。この2人に近年のマルコスの音楽に欠かせないドラマーのヘナートがからんでくれば・・・、とてもポジティヴな化学変化が起こる予感。
<中村 智昭 (MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo)>(更新日:2023 7.3)
ブラジル音楽の真髄とジャズを文字通りフュージョン(融合)させた至高のトリオ、アジムス。そのドラマーであるイヴァン・コンチが、2023年4月17日に天国へと向かいました。僕たち日本のファンにとって、彼に「ありがとう」という思いをごく親密に伝えられる機会があるとすれば、唯一のオリジナル・メンバーとなったベーシストのアレックス・マリェイロスと、盟友マルコス・ヴァーリが揃う今回の来日公演がまさにそれに当たるはず。僕は、以前イヴァン・コンチに直接サインを記してもらった思い出のレコードと共に、会場へ向かいます。
http://barmusic-coffee.blogspot.com/
<橋本徹(SUBURBIA)>(更新日:2023 7.4)
“マルコス・ヴァーリ=ボサノヴァ・青春”“アジムス=深夜・クロスオーバーイレブン”というイメージだった自分が、四半世紀前ふとしたことからオリジナル盤を手に入れて、初めて聴いたときから衝撃的に惹かれた、あの“プールのマルコス”を始め、70年代に魔法のようなブラジリアン・メロウ・マッドネスを生みだした黄金タッグの蜜月。
それから半世紀近く、歳を重ねた両者が今、どんな音楽を奏でてくれるのか、とても楽しみにしています。
惜しくも亡くなられた、イヴァン・コンチのご冥福をお祈りしながら。
<高橋アフィ (TAMTAM)>(更新日:2023 7.5)
イヴァン・コンチとマッドリブによる「ジャクソン・コンチ」からアジムスを知り、のめり込んだ私にとって、新体制のアジムスはどうなのだろうか。だが、アジムスの最大の魅力の一つは、レジェンドでありながら現在進行形で活動していることだったと思い出した。伝説的名盤を多く残しながらもそこで留まることなく、現行のバンドとして活動し圧倒的なグルーヴを届け更新していく、その姿勢に感動したのだ。16年作『Fênix』やイヴァン・コンチの『Poison Fruit』、そして最後のオリジナル・メンバーとなったアレックス・マリェイロスの『Tempos Futuros』と、アジムスの音楽性はどんどん面白いものになっている。ここから始まるアジムスの新たな快進撃に期待したい。ライブで楽しめる喜びを噛み締めよう!